火災は未然に防ぐ！家庭でできる防火対策10ヶ条｜住宅火災の原因と冬の注意点

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令和6年中の火災の状況によると、総出火件数は37,141件。
出火原因別では、件数の多い順に以下のとおりです。

・たばこ：3,058件（8.2％）
・たき火：2,781件（7.5％）
・こんろ：2,718件（7.3％）
・電気機器：2,577件（6.9％）
・放火：2,377件（6.4％）

なお、「放火」については「放火の疑い」を含めると3,904件（10.5％）にのぼります。
（総務省消防庁「令和６年（１～１２月）における火災の状況」より）

火災は、日常のちょっとした油断から発生します。
まずは、以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。

1.寝たばこ・たばこの投げ捨ては厳禁
毛布や布団など、燃えやすいものが多い季節です。
寝たばこは絶対にやめましょう。
また、灰皿があるからと油断せず、その場を離れる前には必ず火を消す習慣を。

2.ストーブには燃えやすいものを近づけない
カーテンや洗濯物、ブランケット、ぬいぐるみなどをストーブの近くに置いていませんか？
周囲には十分なスペースを確保しましょう。

3.揚げ物の際などは目を離さない
料理中の電話対応や来客時は要注意。
「すぐ戻るから大丈夫」が事故につながることもあります。
離れるときは必ず火を止めることが大切です。

4.家の周りに燃えやすいものを置かない
新聞紙や雑誌などを外に置いておくと、放火の原因になることがあります。
車庫や倉庫、空き家など、人目につきにくい場所の戸締り・整理整頓も心がけましょう。

5.寝る前に必ず火元を確認する
就寝前には、ストーブやコンロなどの火元チェックを習慣に。
外出前の確認も忘れずに行うと安心です。

6.風が強い日は焚き火をしない
強風時の焚き火は非常に危険です。
どうしても行う場合は、消火用の水を必ず準備し、目を離さないようにしましょう。

7.子どもにマッチやライターで遊ばせない
マッチやライターは子どもの手の届かない場所へ。
火の怖さや正しい使い方を、日頃から伝えていきましょう。

8.お風呂の空焚きは厳禁
水が入っていない状態でお風呂を沸かすと、空焚きによる火災の恐れがあります。
沸かす前の水量確認と、沸いた後の消火確認を忘れずに。

9.高齢者や身体の不自由な家族を守る対策を
避難しやすい1階の部屋にする、近所に協力をお願いするなど、
万が一に備えた環境づくりを考えておきましょう。

10.消火の備えを万全に
消火器の設置や使い方の確認、避難経路の共有など、
「もしも」の時に慌てない準備が大切です。

住宅火災による死亡原因の8割以上が「逃げ遅れ」とされています。
被害を最小限に抑えるためにも、早く気づくことが何より大切です。

消防法により、すべての住宅には住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。
階段やキッチンなども、条件や市町村条例により設置が必要な場合があります。

詳しくは、お住まいの地域の消防署へお問い合わせください。
（※未設置による罰則はありません）

住まいの安全を守ることは、毎日の暮らしを支える大切な土台です。
火災は、ほんの小さな油断から発生することもありますが、日頃の心がけと正しい設備で未然に防ぐことができます。

広島ガス住設では、ガス機器の点検・取替をはじめ、住まい全体の安全・快適をサポートしています。
「火まわりが少し心配」「設備が古くなってきたかも」と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。
地域に根ざした住まいのパートナーとして、皆さまの安心な暮らしをこれからも支えてまいります。