有限会社 砂田食品 様
尾道の特産品として全国に有名な「いか天」を製造する老舗企業。
島県特産品のショップでも常に上位の売り上げを誇る人気商品の製造工場に「ステリミストシステム」が導入されています。
代表取締役の砂田様にお話を伺いました。
御社の業態についてお聞かせください。
尾道は江戸時代に北前船の寄港地として栄えました。
北海道の海産物が豊富に運び込まれるなかで、それらを加工する水産加工業者が数多く存在していたようです。
弊社のメイン商品である「いか天」製造業者も昭和初期には尾道周辺に50~60はあったように聞いていますが、
現在では備後エリアで5社、大阪で1社に絞られました。
商品は全国のスーパー、量販店、土産店等に出荷しています。
海外、特に東南アジアでも人気が高く、大手量販店で開催される日本物産展には結構出品しています。
導入の経緯をお聞かせください。
衛生管理については自社基準に則り、毎日の作業工程の中で徹底して行っていました。
そうした中、平成12年に広島ガス住設さんがこの商品の紹介に来られて、
約1ヶ月間のデモンストレーション(ステリミストシステムを設置・稼働)を行いました。
今まで事故もなくやってきたので、除菌状態に関してはある程度の自信がありましたが、汚染チェックの結果を見ると、エタノール消毒で清掃した後も、「こんなに…!」というくらい菌が存在していました。その後「ステリミストシステム」を噴霧して再度チェックすると、それらがきれいに無くなっているのを視覚的に見せられて驚きを感じたことを覚えています。
私たちが作っている「いか天」は高温の油で揚げるフライ商品なので、比較的に菌の繁殖・増殖は抑えられていますが、袋詰めする最終段階で菌が付着する可能性は否定できず、より高い安全性を追求するために導入することにしました。
「ステリミストシステム」をどのように使用されていますか?
毎日作業前に、最終工程の衛生区域で15分間噴霧しています。タイマー設定で作動するので、こちらが意識することはあまりないですね。
製造作業が始まる前の準備中に噴霧している音が聞こえるくらいです。
1ヶ月に一度、広島ガス住設さんがメンテナンスに来られる時が、存在を一番感じる時かもしれませんね。
「ステリミスト」をお使いになっての感想は?
導入(平成12年)以来、一度もトラブルが無く稼働してくれていることはありがたいですね。
製造における衛生管理や品質管理は社員一同徹底して行っていますが、それに加えて「ステリミストシステム」があることで、さらに安心感が高まる「守り神」のような存在と思っています。保健所からの評価は高いですね。検査に来られて「ステリミストシステム」の存在を知ると、薬剤の種類を聞かれますが、「からし抽出物の食品添加物です。」と答え、汚染チェックの結果を見せると、概ね好印象を持たれています。
食の安全に対する意識が高い企業だと評価されているようです。
取引先に関しても、商品の安全・安心は味とともに重要な要素ですから、「ステリミストシステム」の設置は好意的に捉えていただいているようです。新規取引の場合は特に、商品の安全性と共に企業の信頼感をアピール出来ていると感じています。当然ランニングコストはかかりますが、安心・安全を考えれば、ずいぶん安い投資だと思います。
広島ガス住設へのご要望をお聞かせください。
同業者や取引先にも何かのきっかけで「除菌システム」に関して話すことがありますが、知られていないことが多いですよ。
対象業種はたくさんあるのでもっと認知度を高めて、さまざまな所に導入されるといいですね。食品業界としてもっと意識が高まり、食の安全への信頼度がさらに上がることを期待します。
担当者 吉田から
砂田食品様の衛生管理は常に高いレベルで行われていると感じています。砂田様は食品衛生指導員の資格をお持ちで、食の安全に対する意識を日頃から社員さんと共有されているのだと思います。
ご要望の認知度を高める件に関しては、当面はウェブサイトを活用しながら地道な営業活動を行ない、微力ながら食の安全に貢献したいと思います。
これからもよろしくお願いします。