こどもの日とは？由来や過ごし方、定番の食べ物を紹介いたします

5月5日は『こどもの日』ですね。
『端午の節句』として広く知られている日でもあります。

こどもの日には、各地で様々なイベントが開催されます。
ある場所ではこいのぼりが沢山飾られたり、ある場所ではお子さんが思いっきり遊ぶことができる催しがあったり、またお家では家族・祖父母で集まってご飯を食べたり…と特別な日とする方も多いかと思います。

「こどもの日って男の子だけがお祝いする日なの？女の子も一緒？」「こどもの日は何をするの？」と不思議に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回はこどもの日や端午の節句の由来、過ごし方や定番の食べ物について紹介させていただきます。

端午の節句は、江戸時代に入り武家の間で盛んに祝われるようになりました。
この節句は、家の後継ぎとして生まれた男の子が無事成長していくことを祈り、一族の繁栄を願う重要な行事となったのです。

また、江戸時代の武家社会による風習から鎧や兜が飾られるようになりました。
現代では、鎧兜が【身体を守るもの】という意味が重視され、交通事故や病気から大切な子どもを守ってくれるようにという願いも込めて飾られているのです。

・鯉のぼりを飾る
江戸時代に武家では男の子が生まれると「のぼり」を立てる風習があったと言われています。
現代の鯉のぼりは、五色（ごしき）の吹き流しと真鯉（まごい）・緋鯉（ひごい）・子鯉（こごい）の鯉のぼりをよく見かけるかと思います。
それぞれの意味はお父さん・お母さん・子どもたちというように、「家族」を表しているのです。

・菖蒲湯（しょうぶゆ）に入る
菖蒲湯に入る風習は、古代中国に由来するといわれています。
古代中国では、菖蒲は悪鬼を払うといわれ昔から端午の節句に使用されていたようで、菖蒲を飾ったりお酒に浸して飲んだりしていたそうです。
このことから、厄除けの意味や血行促進といった効果を期待して菖蒲湯に入る習慣が今でも続いているのです。
また、武家社会の中では当時「勝負」「尚武」といった言葉ともかけられ、男の子のたくましい成長への願いも込められているとされています。

・五月人形を飾る
五月人形を飾る風習も江戸時代に生まれたとされています。
鎧や兜には、子どもを災いから守るように願いが込められています。
五月人形（鎧・兜飾り、鯉のぼり等含む）は、お彼岸が明けてから飾るのが一般的なようです。また、仕舞う時期は、端午の節句をお祝いした５月５日以降の天気の良い日がお勧めだそうです。

・陣羽織（じんばおり）を着せる
陣羽織は男の子の初節句の衣装として定番のものです。もともとは、戦国時代に武将が羽織った、袖のない形の衣服でした。男の子が武将のように強く立派に成長することを願って、初節句に着せるようになったそうです。

・柏餅（かしわもち）
柏餅（かしわもち）は文字通り、柏の葉で巻いた餅菓子です。
柏の木は、新しい芽が出るまで古い葉が落ちないことから、「子孫繁栄」を願って食べられるようになりました。

・粽（ちまき）
粽（ちまき）は主に関西地域の風習といわれています。元々こどもの日にちまきを食べる風習は中国から伝わりました。
お餅を笹や茅（ちがや）などの葉で巻いた餅菓子ですが、香りの強い葉で巻くことで魔除けの意味をもつとされております。

・筍（たけのこ）
たけのこは、成長が早いことから、「たけのこのように早く大きくなってほしい」という願いを込めて食されています。

・草餅（くさもち）
ヨモギなどの葉を入れてついたお餅です。古来、香りの強いヨモギのような植物は邪気や魔除けの力があると考えられていました。

・魚類（カツオ、ブリ）
カツオは「勝男」に通じて、ブリは成長するにつれて名前が変わることから「出世魚」としてお祝いの日に親しまれています。また、鯉のぼりにかけて鯉なども食べられることがあります。

・ちらし寿司
華やかな見た目でお祝いの席にもってこいの食事です。海の幸・山の幸を一緒に食べることで、自然の恵みに感謝しながらその力を取り込むという考えもあります。
長寿を表現する「海老」や、金運の「錦糸玉子」など、具材それぞれにも縁起のよい意味があるのです。例えば、海老には「腰が曲がるまで長生きできますように」、豆は「健康でまめに働けるように」、レンコンには「（穴が空いているので）将来の見通しが立つように」といった意味が込められています。

いかがだったでしょうか。
こどもの日に五月人形や鯉のぼりを飾ったり柏餅やちまきを食べることは、子どもたちの幸せや成長を願うものばかりです。

お子さまの健やかな成長をお祝いするとともに、一緒の時間を過ごすことでご家族の絆がより一層深まりそうですね。
由来を調べながら何を食べてどう過ごすか家族で話し合うのも有意義な時間になるかと思います。

―――　家族が増えると家事が大変になってきますよね。

何より大変なのが洗濯！お子さんの人数・成長により洗濯物が増えて参ってしまうことがありませんか？
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こどもの日とは？由来や過ごし方、定番の食べ物を紹介いたします

■こどもの日の由来

■端午の節句

■こどもの日には何をして過ごす？

■こどもの日の食べ物

■まとめ

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