日本に毎年上陸してくる『台風』。
台風の接近・上陸は、7月～10月にかけて増えます。特に上陸数が多いのが8月・9月です。
台風が近づくと、お家のこと、家族のことが大変心配になりますよね。
何を準備しておけばいい？注意することは？とお困りの方も多いかと思います。
そこで、今回は台風対策で備えておくことや台風接近中の注意点などを紹介いたします。
いざというときに備えて、ぜひ最後までご覧ください。
●非常用持ち出し品の準備・確認
□飲料水（1日1人3リットルが目安に、家族の人数分を3日分、できれば1週間を用意）
□食料品（乾パンやクラッカー、レトルト食品、缶詰など。また、幼児や高齢者、ペットがいる場合には家族構成に合わせて用意）
□貴重品（現金・印鑑・預金通帳・健康保険証など）
□懐中電灯と予備の電池、携帯ラジオ
□携帯電話の充電器
□ライター、ろうそく
□ヘルメット、軍手
□救急セット、マスク
□着替え、タオル、毛布、雨具
□洗面用具、携帯トイレ、ティッシュ
など
●室内の安全対策
▶窓やカーテン、雨戸をしめる。必要であれば、窓ガラスに養生テープや飛散防止フィルムを貼る
▶スマートフォンやモバイルバッテリーの充電をしておく。
▶停電に備えて、冷凍庫で保冷剤を凍らせておく。冷蔵庫の中の食料を冷やしたり夏場は熱中症対策として使えます。
▶断水に備え生活用水用に湯船に満タンの水を貯めておく
台風が来る直前は、食事や入浴を早めに済ませておきましょう。
また、室内では窓から離れた場所で過ごしましょう。
自宅が浸水想定区域や土砂災害警戒区域に入っている場合や、高齢者などサポートが必要な家族がいる場合は、雨風が強くなる前に避難をすることも検討しましょう。
■家の外の備え
※高所での作業は大変危険なため、目視で確認できる範囲で行いましょう。
または、専門業者に点検の依頼をしましょう。
□屋根・アンテナに異常がないか確認する
□外壁やブロック塀に割れや傾きがないか確認する
□雨どいや側溝の掃除をする
□庭木の手入れをしておく
□車庫や車カバーの点検をしておく
□倒れると危険な屋外のものを確認しておく
□物干し竿や家の外にある植木鉢を家の中へ入れる
□低地の居住者は土のうなどを用意する
■避難場所の確認
・学校や公民館など、避難場所として指定されている場所への避難経路を確認する
・家族で避難場所や連絡方法などを話し合っておく
・ハザードマップをチェックする
・避難情報の入手方法を調べておく（テレビ・インターネット・ラジオ・アプリ）
避難するときは、持ち物を最小限にして、両手が使えるようにしましょう。
■台風情報を確認
気象台では、台風の影響が考えられる場合や雨などにより重大な被害が発生する恐れがあるときには、 「台風情報」や「警報・注意報」を発表します。
テレビやラジオ、気象台ホームページ、防災アプリなどから最新の情報を入手しましょう。
■台風接近中は不要な外出を控える・危険場所へ近づかない
雨で増水した小川や側溝は境界が見えにくくなり、転落事故などが発生してしまいます。また、山崩れ・がけ崩れも起こりやすくなるのです。
日頃安全と思われている場所でも油断はせずに、危険な場所へはむやみに近づかないようにしましょう。
台風が接近し暴風となると、風により物が飛ばされたり、飛んできた物にぶつかったり、車が転倒したりするおそれがあります。 また、風に煽られてドアや扉に手や指を挟まれるなどの被害も発生します。
不要な外出は避け、台風が過ぎ去るのを待つようにしましょう。また、海上や海岸付近では台風接近前から波が高くなり、台風が通過した後もしばらくは波が高いことが多いのです。 台風接近時は海上や海岸付近に高波を見に行くなど危険な行動はやめましょう。
■避難する際の注意点
①ガスの元栓・ブレーカーの確認
②戸締りの確認
③最低限の荷物・服装での避難
④避難経路・避難場所の再確認
■台風対策に事前準備をしっかりしておきましょう
台風は突然発生してしまいますが、予想進路や雨風の強さはテレビやインターネット等で事前に知ることができます。
そのため、しっかりと準備をして備えておき、台風接近前には最新情報を確認していくようにしましょう。
被害を最小限に抑えるためにも、ぜひ十分な対策をとりましょう。
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